2001/07/22

冬休みへ

 寒さとの戦いと書いたはずが、ここのところ暑さとの戦いになっている。日本へ旅発つ前はコートを必要とする寒さだったのに今は半袖短パンでも暑いくらい。またすぐに寒さが戻ってくるらしいのだけれど、どうも調子が狂ってしまう。道端でフルーツを売っている人たちの手には今まで見たことが無かったイチゴがのるようになったので確実に季節は変わっているようだ。

 今週はいろいろな予定が次から次へと変わり、予定されていたブラジルのチームをを含む5日間かけての遠征は直前に中止されて結局シウダデレステへの日帰りの試合だけとなった。もう1日10時間のバス旅行にも驚かない。予定がころころ変わるのは慣れっこだけれど、次の試合が無くなったというのを前日の夜に聞くのはコンディションの面で気を使う。

 試合のほうは格下の相手に2-1の勝利。コパアメリカで代表選手が5人いないのでスタメンをアピールするのに大事な試合だったが、まずまずの出来だったと思う。契約は7月31日までで8月1日のボカ戦は含まれていないが、契約が更新されるのならば絶対に出場したい試合だし、そのチャンスも大きい。この時期は契約が切れる選手も多く急にこなくなる選手や新たにやってくる選手でチーム状況は慌ただしいが、試合が無いなりに良い緊張感が保たれている。

 来週からは代表の5人も戻り、チームはメルコスルカップに突入する。

2001/07/12

帰国


 セロの前期リーグ優勝とキリンカップでの帰国、そして束の間のオフはあっという間に過ぎていき再びパラグアイへ帰ってきた。半年という短い期間だったのでそれほど久しぶりには感じなかったが、改めていかにパラグアイでのんびりといろいろなギャップの中で生活していた事を思った。友人や家族とも会うことが出来て、短いなりに日本での滞在をエンジョイしたが、市原のチームにはタイミングが合わず顔を出すことは出来なかった。しかしこの間にあった札幌での試合もVゴール勝ちと連勝中。自分も負けられないと思ったのと同時に凄く励まされた。

 パラグアイとユーゴスラビアとの試合に出られなかった事は残念だったが、こればかりは今更何を言ってもしょうがない。代表で試合に出るためのスタートを切れた事は確かだと思うし、短い合宿と練習で得るものもあった。今回の日本代表入りに関して、高校を卒業してプロの世界に入り約5年半支えて応援してきてくれた多くの人たちに感謝したい。

 パラグアイではすぐにまたアピールの日々が始まる。南米No1を決めるもう一つの大会「メルコスルカップ」と後期リーグが始まるが、特にメルコスルカップは所初戦が南米王者ボカとアウェイでその後もヴァスコやチリのチームとの予選リーグが控えていてリベルタドーレス同様最高の舞台だと思える。セロとの契約は7月31日までなのでその後のことはまだ未確定だがとりあえずボカとの初戦に照準を合わせ、そこで結果を残したい。

 そして一つ一つ結果を残し積み重ねてまた次のステップを踏まなければならない。まずは時差ボケと寒さと戦いながらのコンディション調整だ。