普通の仕事だったら、7回もの連続した失敗は致命的だろう。しかし、サッカー選手には、どんな状況でもピッチに立った時点で、自分で未来を切り開くチャンスがある。7連敗してなおアウェーまで駆けつけてくれたサポーターに声援を送られながら、そんな気持ちで京都とのキックオフを迎えた。その日は30歳の誕生日だったから良く覚えている。
「ヴェルディのサポーターは、まだまだ数が少ない」という話が出る事がある。数は地道に増やせば良い。数は比例してきっとチームを強くする。しかし、それよりも7連敗をしても昇格を信じてアウェー各地まで来てくれた人たちがいた事を、クラブは大きな財産として欲しい。苦しい時にスタンドで、クラブの中で、ピッチでとそれぞれが経験した事は、昇格が決まった瞬間に報われて、次のステップへの土台になるのだと思う。
2年間、100試合近くもの間、ヴェルディをJ1に上げるためにずっと支えてくれていたサポーターの皆に感謝したい。
本当にありがとう。
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