2001/09/14

デフェンソールス・デル・チャコ


 ボカとの試合は2-1の逆転勝利。リーグ最終戦がブラジルでのバスコとのゲームである事を考えるとどうしても落とせなかった勝ち点3を獲得できたと言える。各組1位と各組の2位の内上位3チーム、計8チームによる決勝トーナメントなのでこれで大分有利にはなったはずだが、自分にとっては予選突破が決まっていようがいまいが関係なくバスコ戦に出場してアピールしなければならない。

 国内リーグは現在5勝1分けのトップ、次節はクラシコとなるオリンピアとの対戦だ。リーグ戦で不調のオリンピアはセロに勝つ事のみがファンに対し面目躍如となるので、ここぞとばかりに必死になってやってくるだろう。それはセロの選手・ファンにとっても同じでいくら首位だろうがメルコスールで調子がよかろうがオリンピアに負ければ気分は台無しなのだ。ちなみに前期の対戦では1‐1のドローだった。試合はボカ戦以上の熱気に包まれるだろう。

 試合後の揉め事や危険を回避するため、キックオフは日曜日16時に変更された。ナイターの試合の後は危険が多すぎるのだ。

2001/09/03

テレレ


 8月はリーグ戦・メルコスール杯併せて9試合の強行日程。若さを買われてか全試合出場したわけだが、とにかく遠征続きの1ヶ月だった。これだけあちこち連れて行かれ外泊が続くともはや自分が旅芸人ならぬ旅サッカー選手のような気がしてきてなんだか楽しく過ごせてしまう。

 バス、飛行機での超距離移動もセロの仲間は苦にしない。必ず誰かが持ってくる南米のお茶テレレのセット(水を持ち運ぶテルモとワンパと呼ばれるコップ)があれば自然と皆が集まり1つのテレレセットで回し飲みしながら話し合う。飛行機の中でもバスの中でも狭い所に次から次へと集まってきてしまう。それはパラグアイの街中で見られる光景だ。ちなみに自分も自分の名前の入ったテレレセットをもっている。

 初の敗戦となったチリでのメルコスール杯カトリカ戦は気温5度の寒い中行われた。水を含んだグランドは柔らかくまともにプレー出来るような状態ではなかった事に加え前半での味方の退場、疲労の残る試合となった。その翌々日にはアスンシオンで国内リーグ戦をこなしセロ・コラに4-1の勝利。猛暑の中全員が疲労困憊で臨んだ試合だったがセロの底力を見せつけた。

 パラグアイはこれからまた暑くなるということだが、1試合ずつ結果を残しチームの躍進に貢献していきたい。