2005/01/15

帰国前


 モンペリエでの最後の夜となった昨夜、以前に牡蠣養殖場へ連れて行ってくれた友人が夕食へ招待してくれた。やはりこの日もメインは山盛りの牡蠣。牡蠣を食べるときには必ず出すという、スペイン産の白ワイン”ペスカドール(漁師)”もテーブルに並んだ。食事はいつまでも続くかのように、ゆっくり、ゆっくりと進み、日付が終わる頃にようやくお開きになった。

2005/01/13

アルプス


 午前中に車で出発して、3時間ほどかけてアルプスの麓の街へ知人を訪ねた。約束の時間まで時間が空いたので、その日からセールが始まり、人でごった返している街を散策した。プロバンスやモンペリエの在るラングドック地方とは、建物の雰囲気が大分違う。古い建物と建物の間から、雪をかぶったアルプスの山々が垣間見えるのが綺麗だった。遅くなったので、そのままホテルに泊まった。

2005/01/12

カーヴ巡り


 朝からピク・サン・ルーの麓まで行き、ワインのカーヴを2箇所回って来る。モダンなデザインで木造建築の物と、18世紀の屋敷を買い取った石造りの伝統的な物とで対照的ではあったが、どちらもオーナーのワイン造りへの情熱が伝わってくるカーヴだった。

 夕食は、そのまま仲間と郊外のレストランでフランス料理を4時間近くかけてゆっくりと味わう。贅沢な一日だ。写真は途中で立ち寄ったカフェで。フランスは犬天国だ。

2005/01/11

パラバス


 ぶらぶらと買い物をしてから、海沿いのリゾート地であるパラバスで知人に会い昼食を取った。ヨーロッパ中からの観光客で賑わう夏場と違い街は物静かだったが、ムール貝で始まったランチは美味かった。

 夕方から今度は山方面へ車を走らせ、ピク・サン・ルーへ向かい別の友人と会う。ピク・サン・ルーはモンエリエ郊外から無限に広がる葡萄畑の先に突如現れる、切り立った巨大な岩山だ。モンペリエの素晴らしいところは、夏場の完璧な気候も然ることながら、美しい街並みの快適な都市部に暮らしながら、海まで10分、山まで20分足らずで行く事の出来る環境の良さだと思う。

2005/01/10

2005-1


 決勝戦に出場する事は無かったが、スタッフを含めチーム全員で勝ち取った今回の天皇杯は、印象に残るものとなった。
 2日からのオフを、地元での初蹴りや買い物などリラックスして過ごした後、7日から再びフランスを訪れている。モンペリエの知人の家に宿泊して1週間程をのんびり過ごす予定だったが、色々と予定が入り思ったよりも忙しいヴァカンスとなりそうだ。

 今日は友達のプレーする18歳以下のチームの紅白戦を見に行き、その後、夜は知人の50歳のバースデイパーティーに参加した。紅白戦は18歳以下とはいえ、プロを目指す選手も多く在籍するチーム(ラングドッグ地方1部リーグ所属で上には全国1部が存在する)なので、技術レベルも意識も高く見応えのあるものだった。若年層のチームもトップチームと同じように、全国リーグから地方のリーグまでがピラミッド型にオーガナイズされているため、プロを目指す選手がチャンスを求めて移籍する事も頻繁だと言う。その友人も昨年プレーしていた下部リーグのチームから実力を買われて移籍してきたばかりだ。そんな大勢の選手のうち、ほんの何人かの優れた選手達が、サッカー協会直属のエリートチームであるナショナルトレーニングセンターや、ビッグクラブの育成組織に所属することになる。

 バースデイパーティでは新年の挨拶も兼ねてキスの嵐にあい、フランスに来た事を実感した。食事も余興も存分に楽しんだが時差ぼけに負けて夜の12時には床に就いた。パーティーは朝4時まで続いたらしい。

 写真は紅白戦。多くの年配のファンが集まっていた。

CFA2


 夜更かしを引きずって家族皆で昼前まで寝過ごしてしまったので、起きてすぐに着替えて街を一周ランニングする。昼食後に車で1時間ほどの街ベジエに、知人の出場する試合を観に行った。CFA2という5部に相当するリーグなのだが、ベジエはもともと1部で優勝経験も有るチームだ。観客はそれ程多くは無いが、勝ち続ければ数年後には1部リーグに返り咲く事も出来る。小さな子供から老齢のファンまで、人々の地元チームへの応援は熱かった。写真はハーフタイム、スタジアムの中にあるカフェで。試合後はこのカフェで、両チームの選手と関係者に軽食が振舞われた。