2002/05/27

チャリティーマッチ


 少し前の話になるがブラジルからドイツに渡りチャリティーマッチに参加してきた。元鹿島のジョルジーニョがメインオーガナイザーとなって企画されたブラジルの子供達のためのチャリティーマッチで、ドイツチャンピオンなったばかりのドルトムントとの対戦となったこの試合には自分にとって今までサッカーをやって来た中でも特別に意義のある試合となった。

 久しぶりのゲームであったことや素晴らしい選手とともにピッチに立てた事はもちろん嬉しかった。しかしそれ以上に南米の貧しい子供達を助けるためにピッチに立ったという事が嬉しかった。パラグアイにもブラジルにも、この南米大陸には大人の助けを必要としている沢山の子供達がいる。自分がプレーすることで彼らに希望を与え少しでも助けることが出きるのならばのならばサッカー選手としてこんなに嬉しいことは無い。このチャリティーマッチに参加する経緯で多大な協力をして頂いた関係者の方々に深く感謝している。

 今回宿舎や食事の場でジョルジーニョやドゥンガと話をするなかで、彼らのブラジルでの多くの活動を知りとても勇気づけられた。彼らはそれを「トラバーリョ デ コラソン」(心の仕事)と言っていた。
素晴らしいと思う。

 現在未だに試合に出場することの出来ない状態が続いているが、チームでは日々元気に練習を続けている。ここレシッフェは南米のほかの多くの都市が秋から冬に移り変わっている中で相変わらずの真夏の天気が続いていて気持ちが良い。ワールドカップが近づきブラジルでは街中至る所にブラジル国旗があふれていて、
世間はサッカー一色になりつつある。