2008/06/13

アヒルと猫


 ナビスコカップの予選が終了して、Jリーグは中断期間に入った。束の間のオフを挟んで、御殿場でのミニキャンプからは、チームにとっても自分にとっても仕切り直しになる。

 少し前になるが、キリンカップのパラグアイ代表として来日した、セロ・ポルテーニョ時代の仲間に会うことが出来た。選手が2人にドクター2人。そのうち2人のあだ名は「パト」と「ガト」。雰囲気が似てるからという理由で、そのままアヒルと猫である。思えば彼らのおかげでスペイン語の「アヒル」と「猫」はすぐに覚えた。他にもチームには、ニワトリに猿、コウモリや虎や牛などもいたから、自分のスペイン語の語彙は簡単に増えていった。
「やっと日本に来られた。本当に美しい国だね!」

 南米を出てからもう6年が経っている。同じフィールドではなくても、お互いに世界のどこかでサッカーを続けてきた。また彼らに出会えた事、そしてパラグアイで自分が幾度となく説明させられた日本という国を、少しでも知ってもらえた事が嬉しかった。

 写真は束の間のオフに。

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 先日、プロジェクト・エスペランサの活動として、パラグアイの子供達へサッカーボールの寄贈が無事に行われました。(詳しくはプロジェクト・エスペランサblogから)皆様の本当にたくさんのご協力に感謝しています。一張羅のユニフォームを着て集まってくれた子供たちの笑顔は、自分の知っているあのパラグアイの子供たちそのままです。その様子は遠く日本からでも目に浮かんできます。本当にありがとうございました。今後も様々な形を模索しつつ、活動を続けていくつもりです。応援よろしくお願いします。