2001/12/18

帰国

 本格的な夏が始まっているパラグアイについに別れを告げ地球の裏側、真冬の日本に向かっている。サンパウロ、ニューヨークでのトランジットではいつも2・3時間ずつ待たされるので文章を書くのにちょうど良い。

 完全優勝のおかげで最後の1ヶ月はリーグ戦終了後の2週間のオフとその後2週間のトレーニングをこちらで過ごしゆっくり南米のパラダイス、パラグアイを味わった。選手主催のアサードでは午前練習の後の午後いっぱいを使って皆でプールやビーチバレーで遊んだり日陰で集まってカードをしたりのんびりと過ごした。パラグアイにはこうした週末をゆっくり仲間で過ごすための施設が数多くあり安い値段で利用できるので、金土日曜日はあちこちで夜中までのパーティーを見かけることが出来る。

 パラグアイを去る際に全ての友人そしてチーム関係者に1年間分のお礼と別れを告げて、自分がいかに彼らに助けられてやってきたかを再確認した。彼らのエネルギッシュな陽気さと自分をいつも家族の一員のように受け入れてくれた懐の深さに心から感謝している。彼らのような温かい人間でありたいと思う。

2001/12/04

クリスマス


 グアラニとの後期リーグ決勝戦をPK戦の末に制し、年間チャンピオンのタイトルを獲得してから早くも2週間がたった。セロの優勝に沸くセリスタのお祭り騒ぎもようやく落ち着き街は早くも真夏のクリスマスを迎える準備に入っている。キリストの誕生の瞬間を再現するための17体セットの人形が街のあちこちで売られているのだが、クリスマスを過ごすのに欠かせないこの人形を買うために、先日メキシコから帰ってきたフーリオと車で買い物に行って来た。

 車を2時間ほど田舎町の方へ走らせると突然道路沿いにずらりと表れる人形屋。手のひら大の小さなものからそれぞれ1メートルほどある大きなものまで様々な人形を並べた店が何10軒も連なっている。一通り全てのお店を見て回った後で、「そんなでかいの何処に置くんだ?」というような大きい人形17体を買い車2台に詰め込んで再びアスンシオンへの向かった。約4ヶ月ぶりのフーリオとの再開は忙しかったものの楽しい1日となった。