2003/07/28

モンペリエ


 モンペリヘの街にやって来て1週間が過ぎた。メディカルチェック、契約や記者会見、それに練習や練習試合と多忙な1週間を過ごしたが、漸く少し落ち着いた気がする。ホテル暮らしである事や車がまだ無い事など多少の不自由はあるが、エストリルプライアとのキャンプを終えた直後にモンペリエに合流したのでコンディションは悪くない。開幕までのあと一週間でチームに出来るだけ溶け込み、万全の状態で開幕に望みたい。幸いチームにはスペイン語とポルトガル語を理解する選手がそれぞれ1人ずつだがいるので、助けてもらいながらコミュニケーションはとれそうである。

 街の中心地区のホテルに滞在し練習に通っているのだが合間に散歩に出かけると、広場はバカンスを楽しむ観光客や学生など様々な人で溢れている。油絵のように印象的なパラグアイの街並とも水彩画のような落ち着いたポルトガルの街並とも違うが、華やかで活気のあるこのモンペリエの街をとても気に入った。

2003/07/13

背番号


 7月に入ってからポルトガル2部リーグの「エストリル・プライア」というチームで練習している。8日からは200キロほど北へ移動して約2週間のキャンプに入った。

 そのキャンプ3日目。2部練習を終えて夕食を食べた後、初めてミーティングが開かれた。チームの副会長や役員が何人かこのキャンプ地まで顔を出してチームの決め事や予定等を話した後、行われたのはなんと選手の背番号決め。昨年からの番号を引き続けたい選手は優先権があるがそれ以外の番号は挙手制。

同じ番号に選手がかぶるとそこで10ユーロスタートの「せり」が始まりその番号が欲しい選手同士で値を上げていく。一番高い値をつけた選手がその背番号をつける権利を得るというシステムだ。
収益金はもちろん選手会主催の昼食会等に使われるという。

 シーズン前のキャンプなのでとにかくフィジカル練習が多くきついがコンディションは確実に良くなっている。

2003/07/02

カスカイス


 2週間の休暇を日本で過ごした後、またポルトガルへ帰ってきた。1年間過ごしたブラガの部屋の荷物を整理して車でリスボンへ。次のチームが決まるまでこのリスボン近郊のカスカイスの街で過ごすことになった。

 今回日本に帰る直前にポルトガルを旅行して回っていたのだが、その時にもこの街に滞在してとても気に入っていたのでまたここに来る事が出来てうれしく思う。なだらかな斜面のある丘にピンクと白のマンション郡が建ち並ぶこの街には美しい海岸線やリゾート施設もある。その海岸沿いにはポルトガルリーグ2部に所属するクラブもあり今回はしばらくそのチームで練習に参加させてもらい体を動かす予定だ。

 日本では毎日のように知人に会ったり美味しい物を食べたりしていたので休養もばっちりである。ポルトガルはこの時期午後10時くらいまで陽が照っているので1日がすごくゆっくり流れていく。次のチームが決まるまではここでしっかりと準備して体を作って行きたい。